なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密
もしくは「ガロアの生涯とその功績」
なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密
方程式の解を求める歴史を一次方程式~五次方程式以降までをたどりつつ、五次方程式を解くために必要な発想であったシンメントリー、そしてそこから導かれたさまざまな理論について語っている。
序盤はその感じで進んで行きつつ、中盤で本題の五次方程式(および、それ以降の高次方程式)の解について述べるあたりから、エヴァリスト・ガロアが話のメインとなる。
革命家であり数学者であるガロアがどのような生涯を送り、また、その激動の人生においてどのような過程でガロア理論を構築したかというあたりは、サイエンスというよりはノンフィクションの面白さがある。
同時期に五次以上の高次方程式が一般解を持てないことを解いたニールス・アーベルについても詳細に書かれており、これがまたガロアと似た人生を送っていたりとかシンメトリーで興味深い。
終盤は完全に方程式・シンメトリーについての話は食材レベルであって、そこから導かれたさまざまな理論(一般相対性理論や量子論)について語られており、さらに話は「どうやってガロアがそれを思いついたのか?」に焦点が移っていく。
それは必ずしも数学の天才である必要はなく、創造する才能ではないかというのが作者の主張。
ガロアがシンメトリーに行き着くには、それまでの理論はほぼまったくといって役に立たなかったはずで、逆にそれらの縛りを無視し、誰も考えなかった新たな視点を持ったからこそではないか、と。
前に読んだ「楽しみの社会学」の著者、チクセントミハイの研究結果を踏まえつつ、ガロアがいかに創造性に富む人間だったかについて、多くは伝聞と推測であるが、なかなか納得できる展開ではあった。
全体的に序盤から中盤にかけてとガロア理論のあたりが激しく数学しているし、そこ以降は一般相対性理論や量子論、量子力学、音楽にまで話が膨らむので、はっきり言って文系には読みづらいと思う。
理系である自分ですら、「え?えーっと……」で理解しなおすために調べなおしたりするぐらいなので。(まあ、錆びた理系なのは確かだが(爆))
ただ、最後まで通して読んでみると「別にその辺は気にせずに読んでOKだったかな」と(笑)
なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密方程式の解を求める歴史を一次方程式~五次方程式以降までをたどりつつ、五次方程式を解くために必要な発想であったシンメントリー、そしてそこから導かれたさまざまな理論について語っている。
序盤はその感じで進んで行きつつ、中盤で本題の五次方程式(および、それ以降の高次方程式)の解について述べるあたりから、エヴァリスト・ガロアが話のメインとなる。
革命家であり数学者であるガロアがどのような生涯を送り、また、その激動の人生においてどのような過程でガロア理論を構築したかというあたりは、サイエンスというよりはノンフィクションの面白さがある。
同時期に五次以上の高次方程式が一般解を持てないことを解いたニールス・アーベルについても詳細に書かれており、これがまたガロアと似た人生を送っていたりとかシンメトリーで興味深い。
終盤は完全に方程式・シンメトリーについての話は食材レベルであって、そこから導かれたさまざまな理論(一般相対性理論や量子論)について語られており、さらに話は「どうやってガロアがそれを思いついたのか?」に焦点が移っていく。
それは必ずしも数学の天才である必要はなく、創造する才能ではないかというのが作者の主張。
ガロアがシンメトリーに行き着くには、それまでの理論はほぼまったくといって役に立たなかったはずで、逆にそれらの縛りを無視し、誰も考えなかった新たな視点を持ったからこそではないか、と。
前に読んだ「楽しみの社会学」の著者、チクセントミハイの研究結果を踏まえつつ、ガロアがいかに創造性に富む人間だったかについて、多くは伝聞と推測であるが、なかなか納得できる展開ではあった。
全体的に序盤から中盤にかけてとガロア理論のあたりが激しく数学しているし、そこ以降は一般相対性理論や量子論、量子力学、音楽にまで話が膨らむので、はっきり言って文系には読みづらいと思う。
理系である自分ですら、「え?えーっと……」で理解しなおすために調べなおしたりするぐらいなので。(まあ、錆びた理系なのは確かだが(爆))
ただ、最後まで通して読んでみると「別にその辺は気にせずに読んでOKだったかな」と(笑)